遊びの読書

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本と漫画を読みながら、考えごとをまとめるブログ

【鬼滅の刃考察】鬼は精神病を表してる?光の意味は?

 

鬼滅の刃、めちゃくちゃ面白いーー!!

2016年にジャンプで連載を開始した本作、2019年4月にアニメも始まって1クールを終え、ますます人気が加速していますね!

 

キャラクターも魅力的なんですが、惹きつけられる大きな理由の一つにこの物語での「鬼」の描かれ方があります。

 

鬼を倒し、鬼になってしまった妹を救う物語である『鬼滅の刃』において、鬼の存在とはいったい何を表しているのか?

 

今回は鬼滅の刃における鬼が、精神病を風刺しているのではないかという仮説のもと、この物語を考察してみたいと思います。

 

さらに、鬼を焼き殺してしまう光は何の象徴なのか、にも触れながら禰豆子が人間に戻れるのかを含めた今後の展開を予想してみます。

 

大いにネタバレを含みますので、ネタバレOKな方、あるいは既に15巻まで読み終えている方推奨です。それではどうぞ!

 

鬼とは他人を食い物にして生きる人たち

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鬼滅の刃に登場する鬼は、桃太郎のように「倒しに行く。なぜなら存在するからだ。」という単純な絶対悪として描かれていません。

 

鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すことが主人公:炭治郎の行動指針となっていることや、炭治郎が鬼を殺すときに憐れみを抱くことから、鬼滅の刃がただの勧善懲悪的な物語でないことが分かります。

 

それでは鬼滅の刃における「鬼」とはいったい何なのか?

 

それを考えながら、たまたま鬼滅と同時期に読んでいたのが以下の本。

この本は精神科医である著者が、カウンセリングを通じて出会ってきたさまざまな「邪悪な人たち」についてまとめた記録です。
 
ここで言う邪悪な人とは、心の傷や自分の抱える問題から目を背けるため、他人を傷つけることで生きている人のことです。

 

邪悪性とは、自分自身の病める自我の統合性を防衛し保持するために、他人の精神的成長を破壊する力を振るうことである、と定義することができる。
平気でうそをつく人たちー虚偽と邪悪の心理学ー(M・スコット・ペック)

 

この特徴が鬼滅の刃で描かれる鬼と共通することから、鬼滅の刃の鬼は「邪悪な人たち」を表しているように思えました。

 

どのような特徴なのか詳しく説明してみます。

自分の苦しみを人に押し付ける人

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通常私たちは共感能力を持っており、相手が嫌がることをしてしまった時には罪悪感を抱きます。この「罪悪感」があることで、私たちは相手の嫌がる行動を戒め、相手が望む行動を選択することができます。

 
それを踏まえた上で、邪悪な人達の特徴として罪悪感を持っていないという事が言えます。
 
とはいってもサイコパスのことではありません。
サイコパスはそもそも他人の気持ちを理解する能力を持っていない人達です。
 
「邪悪な人たち」は共感性を持っており、時間通りに仕事をこなし、税金を払い、学校のPTAにも所属しているようなごく一般の人間です。
しかしある特定の人(多くの場合、子どもなど本人より弱い立場の人)に対して選択的に共感能力を放棄します。そして傷つける。
 
混同しやすいですが彼らは犯罪者ともまた違います。
犯罪者は悪いと分かった上でそれを行う情動性や攻撃性、良心の欠如などが問題ですが、「邪悪な人たち」は自分の罪を自分自身に対してすら隠してしまうのです。
 
どういうことかというと、彼らは人を傷つけるあらゆる行為を「~のため」「~が悪い」という自分が作った大義名分のもと行います。
 
「子どものしつけのため」
「日本人の職を奪っている外国人が悪い」
なんて言葉聞いたことないでしょうか。
 
都合のいい自己解釈で良心の呵責をかわす。「~のために」「~が悪い」の言葉は、周りを騙すというよりも、本人こそがその言葉を本気で信じることで自分を騙す役割を果たしているようです。
 
では自分をも騙して、いったい何から目を背けているのか?
先程の例で言えば、
 
「子どもを愛せない自分」
「失職して再就職できない自分」
に他なりません。

 

邪悪な人間は、自責の念つまり自分の罪、不当性、欠陥に対する苦痛を伴った認識に苦しむことを拒否し、投影や罪の転嫁によって自分の苦痛を他人に背負わせる。自分が苦しむ代わりに他人を苦しめるのである。
 
平気でうそをつく人たちー虚偽と邪悪の心理学ー(M・スコット・ペック)
 
自分の中にある、理想とは相いれない不都合な自分。
 
彼らはそんな自分から目を背け、向き合う苦痛から逃げて、ないものにしてしまいます。自分は完璧だと信じ、不都合の原因を他の人に押し付けてそれをやっつけることで生きていくのです。
 
「子を愛せないのは自分のせいじゃない、子どもが愛するに値しないのだ」
「就職できないのは自分のせいじゃない、他の人が不当に席を奪っているのだ」
というわけです。
 
その攻撃の多くが自分より立場が弱い対象に向けられます。
 
まさに人を食い物にして生きる、鬼の姿そのものではないでしょうか。
 

なぜ鬼になるのか 

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「自分の問題から目を背け、人を傷つけることで生きている」

これを鬼になる、と表現してみます。

 

彼らはもとからそうなのか、あるいは何らかの条件が揃うと誰でも鬼になってしまうのか気になりますね。

鬼になる原因とはいったい何なのでしょうか。

 

『平気でうそをつく人たち』中で有力であるとされており、私自身が納得できた原因を2つに絞ってみました。

 

  1. 幼少期に何らかの理由で自己中心性を克服できなかったため
  2. ストレス下に置かれることで退行が起こり、克服したはずの自己中心性が露見するため

 

ひとつずつ説明していきます。

①自己中心性の克服が不全である

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子どもが残酷な一面を持っていることはよく知られています。

その理由は、子供がまだ未発達なために自己中心的な状態だからです。

 

通常、愛情深い親に育てられた場合は、他人の気持ちを推し量って相手の気持ちに寄り添った行動を取れるようになります。自己中心性を克服し、「卒業」していくのです。

 

しかし幼少期に冷酷で愛情のない親のもとで育ったり、他の形で子供時代に精神的外傷を受けた場合、自分を守るために自己中心性が保存されると考えられています。

 

これは悪のシンボルである怪物(ガーゴイル)を聖堂の壁に取り付け、より大きな悪霊を寄せ付けないようにするのと似て、邪悪な親から自分自身を守るための対策なのかもしれません。

 

いずれにせよ自分の力ではどうしようもない子ども時代に壮絶な状況に置かれ、自己中心性を十分に克服できていないことを原因とする説明です。

②幼児後退による自己中心性の露呈

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疲れている時に、つい家族に当たってしまったり、忙しくて普段より余裕がない時、注意する言葉がきつくなるという事は誰にでも経験があるかと思います。

 

ひどい頭痛がするなど体調を崩している時に、普段より優しくなれないだとかもそうです。

 

このとき何が起きているかと言うと「後退」が起こっています。

つまり獲得してきたはずの「相手を思いやる大人の行動選択」を手放し、幼稚になっているのです。

 

危機的状況で自分の命を優先することは種の保存の意味で機能的だと言えなくもありません。

 

体調の悪い時まで他の人に手を焼いて身を滅ぼしてしまえば意味がないので、切羽詰まった状況で自己中心的になることは仕方のないことなのでしょうか。

鬼に対する『鬼滅の刃』のスタンス

ここまで述べてきた「人を傷つけることで生きる人たち」に対してどう思われたでしょうか。

 

「自分の問題から目を背けるために人を傷つけるなんて人でなしだ」というような厳しいものから「彼らにも同情の余地がある」という擁護派まで、人によって違うはずです。

 

(養護派の場合は、可哀そうな目に遭った人が自分を守るためにしかたなくしている事なら許されるのか?に対する答えも必要になってきます。)

 

では鬼滅の刃』は鬼に対してどのような視線を向けている物語なのか

それを明確にしているシーンが5巻にあります。

 

「人を食った鬼に情けをかけるな。何十年、何百年と生きている醜い化け物だ」

殺された鬼のものだった着物を踏みつけた上官に、炭治郎が食って掛かる場面。

 

殺された人たちの無念を晴らすため、これ以上被害を出さないため…もちろん俺は容赦なく鬼に刃を振るいます

だけど鬼であることに苦しみ

自らの行いを悔いている物を踏みつけにはしない

 

鬼は人間だったんだから

俺と同じ人間だったんだから

 

足をどけてください

 

醜い化け物なんかじゃない

鬼は虚しい生き物だ

悲しい生き物だ

 

鬼滅の刃 5巻(吾峠呼世晴

 

人を殺して生き永らえたことは厳格に罪であるとし、しかし同時に鬼になるに至った経緯には共に悲しむ。これが鬼滅の刃における鬼に対する姿勢です。

 

このスタンスならば、どんなにひどい目に遭っても、いかなる理由があろうとも、人を傷つけていい理由にはならないという結論を下すことになります。

 

しかしその境遇と悲しみにそっと寄り添う、そんな物語ですよね。

鬼になるに至るまでの2つの分かれ道

「邪悪な人たち」は共感を持つ人で、ごく一般の人たちだ。と先に説明しました。

 

また、鬼になる原因として、幼少期から今までに降りかかった何かしらの危機が関係しているようでした。

 

つまり、「邪悪な人たち」は生まれた時からもともと鬼だったわけではなさそうです。f:id:yebypawka141421356:20190721182338j:plain

心の傷を治せず、向き合うことを捨てて他人を食い物にして生きることは罪に違いありません。鬼が何百人と人間を殺してきたことに炭治郎は心底怒り、ためらいなく首を落します。

 

しかしそもそも傷を負うようなことがなければ、悲惨な目に遭うことがなければ、人として一生を終えたであろう人たちなのです。

 

例えば虐待する親ではなく優しい両親の元に生まれていたら?

 

もしリストラされず、ある程度満足な生活が続いていれば?あるいはすぐに仕事が見つかる経済状況なら?

 

「元は人間だったんだから」と言う炭治郎の言葉はこのことをよく表しています。

 

 かく言う炭治郎も一度、鬼になり得る危機的状況にあっているのです。

境遇の分かれ道

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アニメ鬼滅の刃 1話「残酷」

 

丹次郎が家族を殺され、唯一生き残っていた禰豆子を背負って山を下りていた時。

鬼になってしまった禰豆子に襲われ、すっかり自我を失った妹に声も届きませんでした。

 

この場面が丹治郎に訪れた危機です。

 

あの時、どん底にいた炭治郎が出会ったのが富岡義勇ではなく鬼舞辻無残だったら?

 

親を選べない子どものように、あの時出会う人を丹治郎は選べません。

一歩違えば鬼になっていたのは炭治郎だったかもしれないのです。

 

炭治郎は11巻の妓夫太郎との闘いで、鬼の首を切り落とす瞬間に、自分が首を切られる立場になる可能性を見ています。

 

その境遇はいつだって一つ違えばいつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況

 

鬼滅の刃 11巻(吾峠呼世晴

 

それは自分では選ぶことができない分かれ道です。

鬼になることは決して他人後ではありません。

意思選択の分かれ道

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アニメ鬼滅の刃 1話「残酷」


丹治郎が危機的状況で出会えたのは幸いにも義勇でしたが、もし失意のどん底で出会うのが鬼舞辻無残だったら我々に希望はないのでしょうか。

 

例えば非力な子供時代、優しい親ではなく虐待する親に育てられた場合、成すすべもなく自分も親のようになるしかないのでしょうか。

 

炭治郎と同じ失意の底で、富岡義勇ではなく鬼舞辻無残に出会った人物がいます。

 

そう、禰豆子です。

禰豆子は人間に戻れるのか

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鬼滅の刃 1巻(吾峠呼世晴

 

炭治郎と禰豆子は対比になっています。

同じ家族を殺された危機的状況で、炭治郎は富岡義勇に出会い鬼殺隊となり、禰豆子は鬼に出会い鬼になりました。

 

危機的状況に追い詰められ、自分ではコントロールできない運命によって鬼に出会ってしまった時、鬼にならないためにはどうすればいいのか。

 

あるいは鬼になってしまっても、人を傷つけない生き方を選び、人間に戻るにはどうすればいいのか。

 

鬼滅の刃』は分かれ道で、鬼と出会う運命に行き当たった場合にまで踏み込んでいます。

 

禰豆子の光の克服 光とは何か?

f:id:yebypawka141421356:20190721181636j:plain『平気でうそをつく人たち』の中に奇しくも光として説明されているものがあります。

 

邪悪な人達は、光ーー自分正体を明らかにする善の光、自分自身をさらけ出す精察の光、彼らの欺瞞を見抜く真実の光を嫌うものである。

 

平気でうそをつく人たちー虚偽と邪悪の心理学ー(M・スコット・ペック)

 

邪悪な人たちは、自分の問題から目を逸らし、他の人にその罪を着せてしまうことはここまででお分かり頂けたかと思います。

 

「~のため」「~が悪い」といった正義を隠れ蓑にして自分をも欺いているので、対象を傷つける時の罪悪感がない。

 

自分の行いを顧みる内省は、自分が行っているその巧妙な責任逃れと見当違いな攻撃、そしてその奥に潜む自分の本当の問題に向き合うことそのものです。

 

まさに光とは、自分自身をさらけ出す精察の光=自らの考え・言動を、何ひとつ自分自身に隠すことなく省みることであり、

自分正体を明らかにする善の光=省みた自分の考え・行いを善の目で見つめ、問題が自分にあることを認めることである。

 

それには苦痛が伴います。

鬼滅の刃』では光を浴びた鬼は皮膚がただれ、激しく苦しみます。

 

それは真実の光に照らされることによる、自分自身の良心の苦痛、自分自身の罪の深さや不完全性を認知することの苦痛ではないでしょうか。

 

その苦痛から逃れるために、人を傷つけてきた鬼たちです。もちろん耐えきれずに焼き切れ死んでしまいます。

 

これをどう乗り越えるのか。

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鬼滅の刃 15巻(吾峠呼世晴

 

禰豆子が光を克服するにあたって、特別な薬が使われている様子はありません。

 

人間の血によだれを流しつつ食べない選択をする描写があることからも、太陽もとい鬼の克服には禰豆子自身の意思、選択が大きな鍵を握っていそうです。

 

もちろん鬼になり見境なくなる瞬間に、いつも炭治郎が必死に呼びかけて禰豆子の意識を取り戻させていることも注目すべき点でしょう。

これの意味は周りのサポートですね。

 

私は今後も、何か人知を超えた万能薬が使われるのではなく、自分の意思の力で禰豆子は人間に戻っていくと予測します。

 

人間は、自分が思い描く、こうなりたい、変わりたいという意思によってのみ変わることができる生き物です。

 

ここで言いたいことは、もし自分ではどうすることもできない運命に行き当たったとしても、人間は鬼になる道と鬼にならない道をを選ぶことができるということです。

 

それは非力な子ども時代に邪悪な親に行き当たってしまい鬼になっても、変わりたいと願い、力の矛先を他人ではなく自分の抱える問題への対処に向けることで、願った通りの人間になれるということであり、

 

リストラや就職氷河期など理不尽な目に遭っても、「こういう人間でありたい」という自分の意思と選択によって人を傷つけない生き方を選べるということです。

 

強くなれ  自分の主導権を自分で握るために

子どもは一人では生きていけないため、起こる現実に逃げるすべさえありません。禰豆子が鬼になってしまったのはちょうどその子供のように、鬼舞辻無残を前になすすべがなかったからです。

 

丹治郎と禰豆子は対比だという話をしましたが、物語冒頭、丹治郎にも鬼を目の前にして鬼にならない選択をするだけの強さはありませんでした。

 

富岡義勇はそのことを指摘し、丹治郎の弱さを激しく叱咤します。

 

生殺与奪の権を他人に握らせるな!

みじめったらしくうずくまるのはやめろ

そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない!

奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける?

笑止千万!!

 

鬼滅の刃 1巻(吾峠呼世晴

 

人間はいつでも自分という船の船頭です。

 

船を進めるために、出会う先々で引っ張って下さいと人に頭を下げることしかできない人は、鬼に出会ったとき鬼が進む道に引っ張られてしまいます。

 

自分が選んだ進路へ漕ぎ出すだけの力を自分で持て!と義勇は言っているわけです。

 

丹治郎は義勇に助けられた後、修業を重ねて鬼と渡り合えるだけの身体的な強さを身に着けていきますが、これは比喩に過ぎません。強さとは腕っぷしの意味だけではないからです。

 

例えば経済力も強さの一つです。

 

収入を自分ではない誰かに頼る場合、どうしてもその人に依存せざるを得なくなります。

専業主婦(夫)が向いていてそれを選ぶ人も、自分を養えるだけの経済力は持っていたほうがいいでしょう。自分を守るという意味においてです。

 

また、収入源を一つに頼りすぎることも危険を伴います。

これまで日本の会社の多くが副業を禁止してきたのは、何でも言うことを聞くしかない状況にいつも社員を置きたかったからではないかとすら私には思えます。

 

貯金があることや収入口が複数あることは、今の会社を首になったら終わりだという人に比べて実質的に選べる選択肢を増やしてくれます。

 

また居場所が学校や会社、家庭以外にもたくさんあるというのも強さだと思います。

居場所が一つしかないと、その居場所が腐り始めたとき自分も共倒れになるしかありません。

 

大切なのは自立すること、そして一つのものに頼り過ぎないことです。

 

もちろん助け合わないと生きていけないのが人間なので、頼り、助け合うのは普通です。

 

それが普通の時ならいいのです。

しかし危機は誰にでも訪れるものであり、第1の境遇の分かれ道は自分では防ぎようのないもの。

 

第2の分かれ道で鬼にならないために、自分の行動の主導権を自分で握れるくらいには自立し、常により良い道を選択していきたいです。

 

自分への戒めとして

 

まとめ

タイトルに、鬼=精神病と書きました。

 

これは『平気でうそをつく人たち』の中で「邪悪性を精神病と見なすべきである」という著者の主張があったため意図的にそうしました。

 

虐待をする母親や、ヘイトスピーチをする人を例として挙げてきましたが、「確かに普通じゃないけど、精神病ではないんじゃないの?」と思われる方もおられると思います。

 

お察しの通り、彼らは今現在病気だとは認識されていません。むしろ彼らに傷つけられる側の人間が、学校で問題行動を起こすなどの形で表面化していることのほうが多いです。

 

しかし今ある常識や診断基準で病気と診断されないことは「邪悪な人たち」が健常者であることと同義ではありません。

ただ単にこうした人たちの病気に対する定義をまだ我々が考え出していないだけです。

 

何も「邪悪な人たち」を病気と認知することで、彼らを拘束し自由を奪うべきだと言っているのではありません。

 

むしろ「邪悪な人たち」が自分に障害があることを認識できないという事実自体が、彼らの病の本質的要素となっているため(自分は悪くないと信じている)、今のままでは彼らは永遠に救われないだろうと思うのです。

 

子どもを殺してしまって、文字通り犯罪者になってから治療の対象になるのではあまりに遅い。

 

なんとなく具合が悪いというだけでは手の施しようがありませんが、病気だと診断されたら対処することができます。

精神分裂病や神経衰弱のように認知されることで治療法の研究も進むはずです。

 

鬼滅の刃』は鬼に襲われる人を守ると同時に、鬼を救済する物語でもあると思います。

 

どうか少しでも多くの人が救われますように。

 

おわりに

鬼滅の刃』にはまった勢いでずいぶん長く取り留めのないこと書いてきましたが(長すぎるわ)、あくまでこれは私の解釈です。

 

鬼を「邪悪な人たち」と仮定したらこういう物語の捉え方ができるぞ!と好きに遊んだだけなので深い意味はありません。

 

これからもわくわくしながら続刊を追って、物語を純粋に楽しみたいと思います。

 

今後の展開で禰豆子を治すために賢者の石を探す旅が始まったりしちゃったら「ぜんぜんちゃうやんけwwww」って笑ってくれ。

 

 

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それでは

 

以上!!

【おすすめ漫画】めちゃくちゃ面白い!BEASTARS(ビースターズ)の魅力を解説

先日先輩と話していまして、面白い漫画ある?という話になりました。

私が1番に挙げたのはBEASTARSビースターズ)』

 

どんな話?との質問に

「動物の学園モノです。」

ああ~読んでそうだね、という反応に即座に頭を抱える私。

 

説明間違えた!!

違う!たぶん先輩方が想像してる話と全然違う内容!!

 

今回は面白い漫画を探し求めて彷徨っている方に絶対おすすめしたい、2018年のマンガ大賞を受賞し、アニメ化も決定した『BEASTARS』の魅力を誤解ないよう紹介します!

 

ネズミと熊が一緒にカステラを食べる絵本の世界、ではない!

導入の説明だと、BEASTARSを知らない人は絵本的な世界観を想像してしまったかと思います。

例えて挙げるなら『ぐりとぐら』。

 

あまりに有名な絵本なのでご存知の方も多いですよね。ラストに大きな卵で作ったカステラを、森の動物たちみんなで食べるシーンが出てきます。

ネズミも虎もウサギも熊も仲よく暮らす世界。

絵本の中でのみ許される平和な日常。

 

BEASTARS』はここにあらしのよるに』の概念を持ち込んだ物語です。

食べる、食べられるの葛藤

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あらしのよるに』は『ぐりとぐら』のような絵本の世界観に革命を起こした作品です。

お互いの姿が見えない嵐の夜に出会った2匹の獣は友達になります。

しかし明るい日のもとで再開した2匹は、お互いに食って食われる狼と羊だったと知るのです。

 

ラストがどうなって終わったかは覚えていないのですが、狼のガブは羊を食べなくなり、羊のメイは狼と会っていることでお互い群れからあぶれたような気がします。

 

あと鮮明に覚えているのが、2匹でどこかを目指している途中、メイが朝目を覚ますとガブから血の匂いがして、しかしメイはそれを気づかないふりをするというシーン。

 

狼が肉を食べないと生きていけないことを理解していて、それでも彼は友達だから自分と同じ草食を食べている事実にメイは目をつぶる。

ガブの方も食べることに葛藤を覚え、出来るだけ食べないようにしていて体が弱っていく。

 

それをしてもつなぎ留めたい2匹の友情

いや改めてすごいなこの絵本!!

ゾクゾクすらします。

 

あらゆる動物が共存する絵本的な世界に、この食って食われる概念を持ち込んだ『BEASTARS』。この葛藤にぐっとくる人は間違いなくハマります。

BEASTARS』の世界観とあらすじ

BEASTARS』の世界では草食と肉食が同じ学校に通っています。

 

肉食が草食を食べることは法律で禁止されており、たんぱく質は大豆などで補っています。野菜も食べます。

 

ありとあらゆる動物が教室でノートの貸し借りをし、部活動をして、同じ学食で食事を取る。

あたかも『ぐりとぐら』のような絵本の世界。

 

しかし実際は肉食動物は自分の中の「食べたい衝動」を押さえつけていて、草食動物はそれに気づいている。

 

それでもみんなが仲よくしたいと思っているからこそ、一緒に暮らすことを選んでいる、本当はそんなギリギリのところで成り立っている世界なんです。

 

そんなある日、主人公のハイイロオオカミが所属する演劇部で、食殺事件が起こるところから物語は始まります。

主人公のレゴシは気の弱い狼。鋭い爪と牙を持ちながら、すれ違う小動物に「ごめんね」と言って道をあけるようなやつです。

 

そんなレゴシが好きになったのが、ドワーフウサギのハル。

可愛い見た目に反して強かな女の子で、体の大きいレゴシにも物怖じしません。

 

退廃的な側面も持っているんですが、肉食相手でも大胆な行動そのせいなのか…園芸部所属。

魅力的な女の子です。

 

演劇部のスターで、カリスマ性を持ちながらどこか危うさがあるアカシカのルイ。

巻数を重ねていくごとに彼の身の振り方に目が離せない。

 

他にもレゴシに片思いをするハイイロオオカミ、ジュノや

 

自由奔放な後輩ピナ君(美形)

物語が進むにつれて魅力的なキャラクターがどんどん出てきます。

 

イヌ科は良くつるむとか、めんどりは卵を産むバイトしてるとか細かい設定も面白いです。

うさぎと狼の危ない恋

狼のレゴシとうさぎのハル。2匹の恋愛もこの漫画の面白いところ!

 

なにしろレゴシは1度、本能のままにハルのことを食べそうになるんですね。

 

これは「恋」なのか?それとも「食べたい」欲求なのか?

 

ところで「食べる」の言葉で別のことを指す(察して)のは、日本以外の国でも共通することだそうです。

「食べちゃいたいくらい可愛い」を色々な角度から研究・考察した本なんですが、もしかしたら作者の方は、意図せずこれに通底するテーマに挑戦されているのかもしれません。
 
しかし単純に男性女性の風刺なわけではないんです。女性の狼×男性のラクダの場合、「あなたのこと食べたくなっちゃったの」と言うのは女性の方。
 
まあこの場合は「食べる」の意味は言葉のままバリバリ食べる意味なんですが(ラクダがその後どうなったのかは『BEAST COMPLEX』にて)。
  
だめだ好きすぎて考え込んでしまう。
この手の話はまたいつか集約して書こう。
 
そろそろまとめます。

読み始める時は翌日が休みの日にすることをおすすめします。

 

たしか私は金曜日の夜読み始めたんですが、止められなくて夜通し読み続け、気付いたら空が明るくなってました。

平日じゃなくて本当によかった。

 

作者は板垣巴留さん。ディズニーのズートピアがヒットした直後に連載がはじまった『BEASTARS』ですが、構想はズートピアより前!

 

一見似てるように見えますが、ズートピアは絵本の世界よりの話です。とはいえズートピア好きな人は絶対好きだと思います。(私はズートピアも大好き。ニックと結婚したい)

 

就活をしながら動物の世界を描いた話をずっと出版社に持ち込みをしていたそう。なんでも子供の頃から動物の絵ばかり描いていたらしいです。

 

そのまま就職はされずにデビューされたんですね~

巴留さん天才。好き!!新刊追いかけます!!

 

途中に紹介した『BRAST COMPLEX』はその持ち込み時代の作品が入っている短編集で、これも面白いですよ。

 

 

さあこれで先輩方の誤解も晴れたことだし、

というか「読んでそう」って言われた後、隣の友達に「いや逆にもっとグロイ系を読んでるでしょ実は」って言われてオイってなったんですが、確かにただの全動物仲良し世界でないあたり、

 

あれ…当たらずとも遠からず…?

 

いやいや違うBEASTARSはグロイ系とかじゃなくて本当に動物たちの青春物で!まあちょっと齧ったりもしないこともなf:id:yebypawka141421356:20190602155232p:plain

以上!!

もぐらの自己紹介

こんにちは、もぐらです。

『遊びの読書』にお越し下さりありがとうございます。

 

自己紹介をしますね!

 

簡単にプロフィール

 

f:id:yebypawka141421356:20190409152932p:plain

  • 1995年生まれのラストゆとり
  • 大阪生まれの大阪育ち
  • 好きなものは本と漫画

 

どんな人?

幼少期から今に至るまでの私の事をご紹介します。

本が好き

f:id:yebypawka141421356:20190416082344j:image本を好きになったのは小学校3年生の頃です。

クラスに本好きの子が多かったことをきっかけに夢中になります。

 

よく読んだのは

などなど

 

ランドセルを収納するロッカーに自分の本を並べて「好きに読んでいいよ!」と勝手に図書館を開いているような子供でした。

 

習い事や部活動は全く統一性がないのですが、中高大そして今に至るまで本はだけは好きですね。

 

ジャンルとしてはファンタジーと、人間の黒さをえぐるような話が好きです。

 

純文学系はあまり読めません。勉強の為というよりかは夢中になる時間を求めて読んでいます。

 

まさに遊びの読書。 

遊んでいるのに糧を得られることがあるから読書は素晴らしいのだ

倒れる時は前のめり(有川浩

この言葉に、まさにそれだと共感して拝借したブログ名です。

性格

幼少期から持病は人見知り

幼稚園の頃を思い返せば、ずっと親の影に隠れていているような子供でした。

 

お迎えのバスが来たら走って家まで逃げ帰る

お泊り保育も先生と親の説得を振り切ってパスに成功する

 

ただのひきこもり

 

今は初対面の人に人見知りだと気づかれないくらいの振る舞いはできるのですが、めっちゃくちゃ頑張ってます。

 

会社が終わったらインコースギリギリを駆け抜け、スライディングで家に帰ってるので、根っこは全然変わってないですね。

 

あとは内向型であること。

家で趣味に没頭することが一番のエネルギーチャージです。

 

人嫌いなわけではないので、エネルギーがいっぱいの時は外へ出かけて行って会いたい人に会い、行きたい場所へ行きます。大人数は苦手ですが、気の合う友達とわいわい話すのは大好きです。

 

旅行も好き。

 

インドア

好きなのは

遊園地より自然

ショッピングより家で映画 

 

ブログについて

 

なぜブログを始めたのかお話しします。

 

  

好きな事語るのにブログがめちゃくちゃ気軽でいい。

 

何がいいって、面白いと思う人が来てくれて、面白くないと思う人はサッと脱可能なこの環境!

 

私は会社ではほとんど本の話はしません。

会社には本好きがいないので、相手が興味ない話をするのは気が引けるからです。

 

知り合いなら面白くないと思っても、ある程度我慢して聞いてくれたりしますよね。それがね…一番つらい。

 

でも、ネット上ならどうでしょう。

私が好きな本や、考えたことについてしゃべり倒すこの文章は恐らくその本が好きな人とかその考えに興味がある人が見つけてくれると思うんです。

 

ネットって検索しないとその情報が出てきませんよね。

それが弱点になることもあると思うんですが、私はそれが好きなものを語るときにめちゃくちゃいいなあと思ってこの「ブログ記事」形式を取っています。

 

興味のない人の目には触れることがなくて、もし触れてしまったとしてもなんのしがらみもなく離脱可能。好きな人のもとには届いて、自分の文章を気に入ってくれる人だけが読んでくれる。

 

この心地良さときたら!

 

あと好きなものを発信していたら、それらを同じように好きな人が集まってきてくれるんじゃないかなあと淡い期待を寄せて。友達になろう。

 

ブログの内容

雑記ブログですが、【おすすめ本】【おすすめ漫画】に加えて、悩みや、日ごろ不思議に思っていることについて本にヒントを得ながら考える記録が中心です。

 

本を読んでいると「あ、これ前に読んだ本と繋がってる」なんて発見や、何気ない一文で長年の悩みがみるみる溶けたみたいなことがあります。

 

もともと読書メーターで感想をまとめていたのですが、そういったことは本を跨ぐし、読メはそもそも文字数もそんなに書けないので、はてなブログにやってきました。

 

私の記事が誰かの役に立ったり、笑ってもらって元気になってもらえればとても嬉しいです。

野望

猫を飼う

面白い本と漫画を全部読んでから死ぬ

好きな物いろいろ

アーティスト

RADWIMPS YUI BUMP OF CHICKEN ボカロ 

食べ物

カントリー料理 鰻 ひじき トマト デコポン チョコレート

趣味 

読書 洋裁 ピアノ(手慰み程度)

 

 

 

更新はツイッターでお知らせ。

 

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それではね!!

以上!!

【誰得】LemonをBANANA FISHで解釈してみる

 

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BANANA FISHのイメージソングとして巷でささやかれている米津玄米さんのLemon。

オープニングとかエンディングですらないんですが、BANANAFISHフィルターをかけてこの曲解釈をしてみたいと思います。

 

最初は英二からアッシュに向けた曲だな(そもそも全然と違う)と思っていたんですが、途中から、いやこれは2人の目線が入っている…と思い始め、気が付いたら二人のデュエットパートを真剣に考えていました。

 

今回はそれを発表して行きます。

 

誰得の極み

 

大いにネタバレを含みますので大丈夫な方のみどうぞ。

 

1番

アッシュ【】英二【

夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う

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ここは英二目線です。(つっこんではいけない)

時間軸は光の庭の頃。場所はアッシュのいなくなったニューヨーク。彼が映っている写真を閉じ込めた箱を開く英二。

 


戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま

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アッシュ目線。最後に教えてくれたというのはあの手紙のことでしょう。もちろん英二の魂は永遠にアッシュに寄り添い続けます!戻らないなんて言うな!(私はいったい誰目線なのか)

 

英二にすべてを話したわけではなく、むしろ話さなかったことのほうがずっと多かったはずです。

アッシュはあまりにも多くの過去を背負っていました。そんな過去も英二に受け止めてほしかった。

 


きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている

 

アッシュと二度と会えない、これ以上の悲しみはない。悲しい…


あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに

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ここでデュエット

スキップやショーターの出来事がフラッシュバック


胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光

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あの日から数年たっても英二の心にはまだ雨が降っています。一生降り続くかもしれない予感を覚えながら、アッシュとつぶやく英二で1番終わり。

映画かな?全米が泣いた

2番


暗闇であなたの背をなぞった
その輪郭を鮮明に覚えている
受け止めきれないものと出会うたび
溢れてやまないのは涙だけ

 

 

傷の手当てをしてやった時英二は、同時にアッシュの心の傷も癒していたはず。

毎晩うなされるアッシュ、打ち明けられた理由は日本育ちの彼には想像もできないものばかり。それでも受け止めた英二に、アッシュはおそらく生まれて初めて人に弱みを見せます。しんどい。

 


何をしていたの 何を見ていたの
わたしの知らない横顔で

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アッシュが自分に話していないことがたくさんあることを英二は知っています。知ってたんかあああそうかあああ

 


2人どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら

 

2人がお互いの事を考えてるんだと思うんです。例え二度と会えない場所へ行ったんだとしても、アッシュが遠くで寂しい思いをしてるんじゃないかって英二はずっと気がかりに思ってる。

 

わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光

 

アッシュパート。そんな事言わないで(嗚咽)

 


自分が思うより
恋をしていたあなたに
あれから思うように
息ができない
あんなに側にいたのに
まるで嘘みたい
とても忘れられない
それだけが確か

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英二。アッシュが「これだけはまあ見られる」と言った夕日をひとりで見ながら静かに歌って欲しい。

 


あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光

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デュエットで締め。My soul is allways with you.

まとめ

何が素晴らしいってやっぱりこの歌が素晴らしいです。

これだけ一人ひとりに「あ、自分のことだって」思わせられる、心を揺さぶれる歌詞を書く米津さんが本当にすごい。

 

あとこれだけ沼に引きずり込むBANANAFISHの作品が強烈過ぎる。

私普段は普通生きてますからね。こんな全く関係ない曲で好きな作品のデュエットソング真剣に作ったりしないよほんとだよ!!

 

普段はブログも真面目なやつ書いてるんだよ!!

 

もうねこの曲名レモンからバナナに変えてもいいんじゃないかと思う。

 

シュミレーションしてみましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

続いての曲に参ります。

それではお聞きください米津玄師さんで

 

「バナナ( ᐛ )パア」

 

 

全っっ然だめだ

 

以上!!

【大阪福島】本当は教えたくない SAVVYにも載っていない古本屋を紹介します

 

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大阪のJR福島駅から10分歩いたところに、『トランペット』の看板を掲げる小さな古本屋があります。

 

SAVVYの古本屋特集にも載っていない、知る人ぞ知る古本屋です。

 

本当は教えたくなかったのですが、「やっぱりこんなにいいお店を独り占めしちゃだめだ!」と思ったのでご紹介しようと思います。

 

こうなったら誰よりも早くお店を知って、本好きの友達や気になっているあの子を連れて行ってあげましょう。

 

素敵な雰囲気に癒され、一緒に行った人からも一目置かれること間違いなしです。

 

福島はご飯屋さんが充実していますので、

  • 本好きの友達と本屋へ行った後、ご飯を食べたい
  • 古本屋→読書会の場所選びに迷っている
  • 本好きの子とのデートを考えている

という方にもおすすめです。

 

もちろん私のように、贅沢なひとりの時間を過ごしたい方にもおすすめ!

さみしくなんかないわい

 

駅からの道順を写真付きで紹介していますので「近くに住んでるけど福島駅で降りたことない…」という方も安心して読んでみてくださいね。

 

それではいってみましょう!

 

 

雑多なようで計算し尽くされた店内

雰囲気がどうのと説明しても、やはり百聞は一見に如かずです。

 

そんなわけで許可を頂き、写真をたくさん撮ってきました。

 

まずは本棚の紹介から。

こちらは手作りでしょうか。不揃いが美しい本棚。

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はしごを本棚にしたり、マスに本を入れてみたり。

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本の置き方もセンス抜群です。

背表紙だけで棚を埋めるのではなく、縦に積んだり、平積みしたり。

 

しゃがむと奥にも。
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家具もアンティーク風です。 椅子もあり、座るとちょうど目線が本棚へ。

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店内にはクラシカルな音楽が流れています。

 

自分の部屋もこんな風にしたいのですが、 私が平積みにするとただの整理されていない本棚になってしまうのはどうしてなの。

 

これがセンスの差か(歯噛み

ポイント

店内の雰囲気が素晴らしい

本の並べ方のセンスが抜群

読みたい、気になっていた本が揃っている

店内はこじんまりとしているんですが、背表紙を眺めていると「この本面白かったなあ」「これ気になってた本だ!」の連続です。

 

新刊を扱う書店は網羅性が売りですが、古本屋の売りは店主さんのセレクト要素があることです。

 

もちろん手放したい人から買い取られた本なのですが、棚に並べられているということは必ず店主に選ばれた本であるわけです。

 

ではトランペットはどんな本がセレクトされているのでしょうか?

 

トランペットに並んでいる本を一言で表すとするなら

昨日読んだ本と明日読みたい本がある

並んでいる本の中に、特別好きな本を発見したら「この本を置くなんて、このお店分かってる…!」と思いませんか。

 

そう、自分が過去に読んで面白かった本がある本屋には、次に読んで自分が面白いと思う本が必ずあります

 

読むのが遅い私が読んできた中でもそうなので、本好きの皆さんなら読みたい本がもっとたくさん見つかるはず。

  

おもしろい本に出会うために重要なのは、自分好みの本を選ぶこと。そしてそんな本と出会える本屋さんで本を買うことです。

 

ポイント

トランペットは本のセレクトショップ

明日読みたい本が必ず見つかる

本の状態がいい

前の持ち主の足跡を追えるのも、古本の良さの一つですよね。

 

推理小説の冒頭、人物名にラインがあり横に「←こいつが犯人」と書かれていて崩れ落ちた

みたいな笑い話も、古本ならではの大らかさがあります。

 

そんな出会いを求めつつ、「でもやっぱり本は綺麗なほうがいいなあ」とも思われませんか?

私は思う。

 

そんなわがままがトランペットなら叶います。

トランペットは古本屋ですが、本がとにかくとても綺麗です。

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写真は今回購入した『星の王子さま』。

 

表紙は見て頂いて分かる通り、中のページも染み一つありません。

 

本が綺麗だということは、前の持ち主が本を大切にする人だったんでしょう。

 

何も書き込みがなかったとしても、そんな人から自分の手に渡るまでの道のりを想像するだけで楽しいですね。

ポイント

綺麗な本を読みながら、前の持ち主との交流を味わえる。

【写真付き】JR福島駅からトランペットへの行き方

トランペットに興味が出てきたら、いよいよ実際に行ってみましょう。

 

最寄り駅はJR福島駅と、JR東西線新福島駅の2つです。

 

JR東西線から来られる方は1度JR福島駅を目指し、たどり着いてから以下の道順で進んで下さいね。

 

JR福島駅は出口が一つですので分かりやすいです。

改札を出たら左へf:id:yebypawka141421356:20190401013421j:image すぐに現れる横断歩道を渡るとミスドがあります。 そこをまた左へ曲がってください。 

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三叉路を右へ。商店街に入っていきます。

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ここからはずっとまっすぐ進みます。

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ローソンが見えますね。

 

グイグイ歩きます。 2分ほど歩くと横断歩道

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渡ります。

 

もうすぐ見えてくるはずです。

左手にありますので見逃さないよう気をつけてください。 

f:id:yebypawka141421356:20190411221645j:plain看板が立っているこの小さいお店!ここがトランペットです。

 

所要時間は10分程度。辿りつけましたでしょうか。

定休日と営業時間 その他基本情報

定休日:火水 

営業時間:13時から19時まで

ホームページ:[ Trumpet ] 福島聖天通り ほんわかとフルホン時間 - トランペット

住所:大阪市福島区福島8-15-12

TEL: (06) 6451-5280

営業時間13時始まりに注意です。

本屋の後はご飯でも

閉店と同時にお店を出ると、ちょうど飲み屋さんが賑わい出す頃でした。

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いい感じの飲み屋さん、ご飯屋さんが商店街に並んでいます。

 

『moぐら』ってお店もありました。

私かな?

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狩りの後、ひとりで一杯ひっかけながら入手した本を読んだり、数人で読書会を開いてもいいですね。

まとめ

トランペットは友達の家へ行く途中に、たまたま見つけました。

 

店主の方に話を伺うと、こんなに素敵な古本屋なのにSAVVYの特集に載らなかったそうでびっくり。

  

ですが逆に、まだ誰も知らないことが価値になるかなと思います。

 

だっていずれ有名になると確信できる古本屋です。それをまだ誰も知らないんですよ。

 

「雑誌に載ってないんだけどいいカフェ知ってるんだ」と言うように

「素敵な本屋があるんだ」と誘ってみましょう。

 

ちょっとかっこいい……

 

 

またそれだけでなく、あなた自身にとってのお気に入りの場所なり得る本屋さんです。

 

私がまさにそれで、トランペットをすっかり気に入ってしまい、何度か足を運んでいます。

 

JR福島駅が通勤定期の範囲内なので、よく仕事帰りに寄って帰ります。

 

嫌なことがあっても、そこへ行くと気持ちが安らぐという場所があるって大事ですね。

 

平日の夜6時半くらいに、トランペットで本を眺めている有村架純がいたら

 

それはきっと

 

 

有村架純です。

 

 以上!!

女性がBLにハマるのはなぜ?感情や関係性を重視する女性の特性に理由があった

f:id:yebypawka141421356:20190409094621j:image男性同士の恋愛が描かれるボーイズラブ(BL)というジャンルがあります。

 

最近では『おっさんずラブ』がドラマとして放送され、話題になりましたね。

この4月から男性2人の暮らしを描く「きのう何食べた?」もスタートしました。

 

しかし、男性や非腐女子の方からすれば、

「何でそんなに夢中なるの?」

「そもそもなんで男性同士なの?男女でいいじゃん!」

と素朴な疑問を持つのではないでしょうか。

 

またBLが好きな女性自身も、自分がなぜこんなにもBLにときめくのか説明できないという方もいると思います。

 

私自身BLを読みながらも、夢中になってしまう理由を説明できず、もやもやした思いを抱えていました。

 

あらゆるサイトをめぐり、BL作家のエッセイや考察などを読んだ結果、感情や関係性を重視する女性の特性がBL夢中になる要因であることに気づきました。

 

BLは女性の志向を満たすジャンルだということです。

 

今回は

  • なぜ女性がBLに夢中になるのか分からない
  • 好きな理由を説明できなくてもやもやする

という方のために、どうしてBLが女性に響くのか詳しくご説明していきます。

 

BLにハマってしまう心理を理解したい方は参考にしてみてくださいね。

 

女性は心の繋がりを求めている

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愛するということは、おたがいに顔を見つめあうことではなくて、一緒に同じ方向を見ることだ

 

という言葉を聞いたことはありますか?

 

かの有名なサン=テグジュペリの言葉です。

 

実はこれが語られるのは、愛し合う男女についての文脈ではありません。

 

サン=テグジュペリが僚友と2人きりで遭難し、極限状態の砂漠の中で共に生還を目指した時に生まれた言葉なのです。

 

この「同じ方向を見る関係」は男性特有の関係で、最も深い心の繋がりの一つです。

 

女性の友情は同じ価値観を共有する関係ですし、女性と男性ではどうしても「お互いを見つめ合う関係」になってしまうからです。

 

例えば、友人であり、同時にライバルでもある関係は女性にはあり得ません。

 

尊敬、嫌悪、嫉妬、愛情様々な感情で繋がれるのは、2人が同じ方向を目指して歩いているからこそです。

 

この「同じ方向を見る関係」と、その関係に勝てない女性の姿を描いた作品があります。

 『昭和元禄落語心中』には、境遇も性格もまるで違う、八雲と助六という2人の落語家が出てきます。

 

お互いが自分にないものを持っており、時に憧れを、時に劣等感を抱きながら落語の未来を作って行く2人の姿が描かれます。

 

そしてもう一人の重要な登場人物が、女性であるみよ吉。

 

八雲とみよ吉は恋愛関係にあるのですが、八雲とみよ吉の関係よりも八雲と助六の関係のほうが強いんですね。

なぜかというと

  • 八雲とみよ吉は「向かい合う関係」
  • 八雲と助六は「同じ方向を向く関係」

だからです。

 

落語という同じ道を歩いていく彼らは、それこそ正も負も含めたあらゆる感情でがんじがらめに繋がっています。

 

作中、みよ吉は「妬けちゃうわ」という言葉を口にするのですが、これは助六に嫉妬しているのではありません。

 

八雲と助六の2人の関係に嫉妬しているのです。

同じ方向を見る2人の恋愛が描かれる

しかし皮肉にも、女性こそ心で繋がりたい生き物です。

 

みよ吉のように、「お互いを見つめ合う関係」に甘んじながらも、好きな人と心で深く繋がりたいのはむしろ女性のほう。

 

そんな女性の願望を念頭に置いて、BLがどのようなジャンルであるかを考えます。

 

男性同士の恋愛を描くBLは、「同じ方向を見る」関係に、体の関係を含めた「お互いを見つめあう」関係が加えられたジャンルです。

 

BLを読んでいる時、多くの女性が受けに感情移入する傾向にあります。

※「攻め」「受け」は有り体に言えばそれぞれ「男役」「女役」のこと。

 

受けに感情移入してBLを読むと

同じ方向を見る関係で心で深く繋がって、そして壊れるほど愛されたい。

という女性の願望を丸ごと叶えることになります。

ポイント

BLは女性の願望とわがままを奇跡的に両立させてくれる

女性はBLを読むことで、理想の関係を疑似体験することができます。

 

これが、女性がBLにときめいてしまう理由です。 

まとめ

女性がBLにハマる心理として、

「同じ方向を見る深い心の繋がり」と体の関係を含めた「見つめ合う関係」が両立するBLが、体だけでなく心で深く繋がりたいと望む女性の願望にヒットするから

という理由をまとめました。

 

もちろんこれが正解という事はありません。他にも考察はたくさんされており、人の数だけハマる理由は違います。

 

議論が尽きないほど、BLが魅力的だという事だけが確かです。

 

途中で紹介した『落語心中』はBLではありませんが、作者の雲田はるこさんはもともとBL作家をされています。

 

関係性を書くのが上手いBL作家さんは、友人、恋人、親子、弟子の関係を描かせても絶品。

 

関係性に萌える女性はもちろんのこと、男性もこの作品はめちゃくちゃ面白いという人が多いです。

 

私は読み終わったロスに耐えかねて、週末のうちに寄席に落語を聞きに行き、その後も一週間はストーリーがフラッシュバックして仕事が手につかないほど骨抜きにされました(し ご と し ろ)。

 

「BLが好きな人は、こういう良いも悪いも含めた深い感情の繋がりに魅力を感じるんだな」という理解に繋がる入門書になるかもしれません。

 

そうでなくても、BLに興味がない男性や女性にも絶対面白い作品ですので、未読でしたらぜひ読んでみてくださいね。

 

 

【おすすめ本】恋愛に悩める全ての方へ

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みなさんは普段誰に恋愛相談をしていますか。

友達でしょうか。それとも先輩?

あるいは相談はせずに、ネットで検索をかける方もおられるでしょう。

 

どれも間違ってはいませんが、それらの人達はみんな優しいので、得られる解答は恐らく「質問者が欲している答え」です。

 

自分が欲しい答えをもらって、安心したいだけならそれらで十分ですが、

本当に実のある恋愛相談がしたいなら、恋愛に一番詳しい人に聞くべきです。

 

それは誰か?

 

そんなの

 

ラブホ店員に決まってるでしょう!!!

 

 

そんなわけで今回は『ラブホの上野さんの恋愛相談』を紹介します。

タイトルだけ見てブラウザバックしようとした方はちょっと待て下さい!

そんな方のために書いています。

 

この本、タイトルだけでアレルギー反応を起こしてしまうには、あまりにもったい本なのです。

 

【魅力①】問題の本質を見抜く

まず、恋愛に関する悩みは「恋愛の場面だけの問題だ」と思ってはいないでしょうか。

実は私もそう思っていました。

 

例えば「出会いがない」という相談をする人には

マッチングアプリに登録したらいいよ」

「街コンに行ってみたら?」

 などのアドバイスがされることでしょう。

 これらのアドバイスは問題が「恋愛の場面だけ」だと想定されたものです。

 

しかしこの場合、本当に問題なのは

 

「出会いがない」と言うだけで何もしない本人の無精な性格の方です。

 

この人は恐らく何に対しても無精です。

 

「独り暮らし始めなきゃなあ」と思っても物件を見に行くところまでしないでしょうし、

「料理できるようになりたいなあ」と思いながら、レシピを眺めるに終わるでしょう。

 

こんな人間に

「いい不動産屋があるよ」とか

「こんなレシピがあるよ」

と言っても

絶対に行きませんし作りません。

 

つまり先程のアドバイスも全く意味がありません。

  

恋愛において相談者が悩んでいることは、多くはその人が根本で持っている問題のしっぽが恋愛の分野で出ているだけなのです。

 

上野さんの解答は、上辺だけを見て呈示されるそれらしい答えとは違います。

 

しっぽをひっぱり原因の本体を捕まえた上で、「それに対してどうすべきなのか」を説くアドバイスばかりです

 

本書が、第一印象よりもずっと深い内容であることが伝わりましたでしょうか。

 

ちなみに「出会いがない」と嘆いているさきほどのモデルは誰かって

 

 

私です。

 

【魅力②】上野さんの博学さ

 この記事を書くにあたって本書を読み返していたんですが、「どこかで聞いたんだよな」と思っていた記憶の多くがこの本に書いてあることだったと気づき、改めて驚きました。

 

例えば

  • キツネの家畜化計画
  • 映画『お熱いのがお好き』のストーリー
  • 穴を掘って埋める(無意味さが人の心を殺す)拷問の存在
  • 眷属殺人(親殺しは特別罪が重くなる)に関する法律が、「法の下の平等」の憲法に反するとして20年ほど前に削除された

 

「大学ででも聞いたんだっけ?」と勝手に思ってしまっていたほど、一見恋愛とは何の関係もありません。

 

しかし、これらの話から始まる解答が、

  • 忙しい彼氏に会えなくて寂しい
  • 付き合っている人がワガママで困っている
  • 彼女にダイエットをして欲しい
  • 留学する彼氏と別れた方がいいか

 

だったりするので、読んでいてめちゃめちゃ面白いです。

 

一見無関係に見える前置きから質問者への解答へ繋げていく過程も鮮やか。

 

それらはつまり問題の本質を分かりやすく説明するための例え話になっており、文章の巧みさにも舌を巻きます。

 

恋愛の悩み相談を脇に置いたとしても、本書を読むだけでかなりの雑学が身につきますよ。 

 

【魅力③】オチがいい

本質を見抜く鋭さと、博学さを持って質問に答えていく上野さん。

しかし、なんだかんだで最終的には

 

「悩みを解決して最良のパートナーを見つけ、ぜひラブホテルをご利用下さい。」

ラブホへいざなうところが最高にロックです。

 

問題解決型の本はそれがどれだけ良書でも、結局の効果は受け取り手側に依存するものです。

 

親のアドバイスなんて聞けないけれど、有名な偉人の格言は素直に実行しようと思える、なんてことは誰にでもあるでしょう。

 

「何を言われるか」 と同じくらい、あるいはそれ以上に「誰に言われるか」が重要と言えます。

 

恋愛の場合は、恋愛上級者が語り手になる事が多いと思うのですが、ここが恋愛相談の難しいところ。

  

だって、「恋愛上級者が教える恋愛テクニック」なんてなんだか鼻につきませんか。私ならケッと笑って本を閉じてしまいます(ひがみ)。

  

これだけ深い解答の数々が、

「あくまで上野さんのラブホスタッフ営業の一環である」というおかしみ。

そのバランスがとてもいいのです。

 

面白がってるうちに、いつの間にか正座してうんうん聞いてしまう。

そんな素敵な本が、『ラブホの上野さんの恋愛相談』です。

 

まとめ

 友達への相談やネットでの検索が、病院でいう「熱があってしんどいね。おでこ冷やそうね。」であるとするなら、本書を読むことは「この熱の原因はどこどこの臓器が炎症を起こしているから。では治療にかかりましょう」ぐらいの違いがあります。

 

もちろん両方必要です。

失恋で傷ついたときは、前者のような言葉が何よりの癒しになり、励ましになります。

 

しかし本当に病気を治したいなら、病院へ行って病原を突き止める必要があるでしょう。

あるいはそうでなくても、面白いコラムを読みたい!から入るのでももちろんOKな本です。

 

購入時の店員さんの目線が若干ハードルですが、ネットで頼めば万事解決ですね!

いい時代。

 

まあ、あとはそうですね。

街コンでも行くかな…………………