【誰得】LemonをBANANA FISHで解釈してみる
BANANA FISHのイメージソングとして巷でささやかれている米津玄米さんのLemon。
オープニングとかエンディングですらないんですが、BANANAFISHフィルターをかけてこの曲解釈をしてみたいと思います。
最初は英二からアッシュに向けた曲だな(そもそも全然と違う)と思っていたんですが、途中から、いやこれは2人の目線が入っている…と思い始め、気が付いたら二人のデュエットパートを真剣に考えていました。
今回はそれを発表して行きます。
誰得の極み
大いにネタバレを含みますので大丈夫な方のみどうぞ。
1番
アッシュ【★】英二【★】
★
夢ならばどれほどよかったでしょう
未だにあなたのことを夢にみる
忘れた物を取りに帰るように
古びた思い出の埃を払う
ここは英二目線です。(つっこんではいけない)
時間軸は光の庭の頃。場所はアッシュのいなくなったニューヨーク。彼が映っている写真を閉じ込めた箱を開く英二。
★
戻らない幸せがあることを
最後にあなたが教えてくれた
言えずに隠してた昏い過去も
あなたがいなきゃ永遠に昏いまま
アッシュ目線。最後に教えてくれたというのはあの手紙のことでしょう。もちろん英二の魂は永遠にアッシュに寄り添い続けます!戻らないなんて言うな!(私はいったい誰目線なのか)
英二にすべてを話したわけではなく、むしろ話さなかったことのほうがずっと多かったはずです。
アッシュはあまりにも多くの過去を背負っていました。そんな過去も英二に受け止めてほしかった。
★
きっともうこれ以上 傷つくことなど
ありはしないとわかっている
アッシュと二度と会えない、これ以上の悲しみはない。悲しい…
★★
あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
ここでデュエット
スキップやショーターの出来事がフラッシュバック
★
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
今でもあなたはわたしの光
あの日から数年たっても英二の心にはまだ雨が降っています。一生降り続くかもしれない予感を覚えながら、アッシュとつぶやく英二で1番終わり。
映画かな?全米が泣いた。
2番
★
暗闇であなたの背をなぞった
その輪郭を鮮明に覚えている
受け止めきれないものと出会うたび
溢れてやまないのは涙だけ
傷の手当てをしてやった時英二は、同時にアッシュの心の傷も癒していたはず。
毎晩うなされるアッシュ、打ち明けられた理由は日本育ちの彼には想像もできないものばかり。それでも受け止めた英二に、アッシュはおそらく生まれて初めて人に弱みを見せます。しんどい。
★
何をしていたの 何を見ていたの
わたしの知らない横顔で
アッシュが自分に話していないことがたくさんあることを英二は知っています。知ってたんかあああそうかあああ
★★
2人どこかであなたが今 わたしと同じ様な
涙にくれ 淋しさの中にいるなら
2人がお互いの事を考えてるんだと思うんです。例え二度と会えない場所へ行ったんだとしても、アッシュが遠くで寂しい思いをしてるんじゃないかって英二はずっと気がかりに思ってる。
★
わたしのことなどどうか 忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光
アッシュパート。そんな事言わないで(嗚咽)
★
自分が思うより
恋をしていたあなたに
あれから思うように
息ができない
あんなに側にいたのに
まるで嘘みたい
とても忘れられない
それだけが確か
英二。アッシュが「これだけはまあ見られる」と言った夕日をひとりで見ながら静かに歌って欲しい。
★★
あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ
そのすべてを愛してた あなたとともに
胸に残り離れない 苦いレモンの匂い
雨が降り止むまでは帰れない
切り分けた果実の片方の様に
今でもあなたはわたしの光
デュエットで締め。My soul is allways with you.
まとめ
何が素晴らしいってやっぱりこの歌が素晴らしいです。
これだけ一人ひとりに「あ、自分のことだって」思わせられる、心を揺さぶれる歌詞を書く米津さんが本当にすごい。
あとこれだけ沼に引きずり込むBANANAFISHの作品が強烈過ぎる。
私普段は普通生きてますからね。こんな全く関係ない曲で好きな作品のデュエットソング真剣に作ったりしないよほんとだよ!!
普段はブログも真面目なやつ書いてるんだよ!!
もうねこの曲名レモンからバナナに変えてもいいんじゃないかと思う。
シュミレーションしてみましょう。
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続いての曲に参ります。
それではお聞きください米津玄師さんで
「バナナ( ᐛ )パア」
全っっ然だめだ
以上!!